生き方-lifestyle-

【人生を変える】思考に影響する語彙の力【言葉の力】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

こんばんは。絵空です。

今日は語彙力についてお話致します。よく、良い言葉は良い人生を作るなんて台詞が自己啓発書などで散見されるようになりました。主に潜在意識への影響や変革が取り上げられる事が多いですが、別の切り口から見ても、言葉というのは確かに大事な要素の一つです。

今日はそんな言葉の語彙についてのお話です。

言葉が思考に影響する訳

私達は日々、頭の中で情報や考えを整理しています。この時用いる言語が、内言と呼ばれるものです。私達の頭の中では、日々触れる情報や、自分の考えなどを音声を伴わない、非文法的(断片的)な言葉で形作っています。

何かを考える時、無意識的に「今日の晩御飯なににしよう」なんて具合に、声に出さなくとも言葉を頭に浮かべて日々考えているのではないでしょうか。

この時「カレー」だとか「肉じゃが」など、断片的な言語を連想し、最終的には決断を下すというプロセスを多くの方が通ります。ここで重要なのは、「カレー」や「肉じゃが」という言葉を知っているからこのプロセスが成り立つという点です。

就業中の思考と語彙力の関係

具体例を挙げてみましょう。

例えば仕事で上司に叱責されている社員が居たとしましょう。「何度言えば分かるんだ。もっと自分の頭で考えろ!」といった具合です。

この時この叱られている社員の頭の中はこうなります。「考える」「何を」「言いたい事が伝わらない」「どうやって考えたら伝わるか」「分からない」。このように関連する具体的な語彙を知らないと、思考は途中で止まってしまいます。

考え方には色々な種類があります。ビジネスで優先度が高いもので言えば「ロジカルシンキング(論理的思考)」「クリティカルシンキング(批判的思考)」などがあります。

例えばこの言語と意味を知っていたとしたら、先程の社員はこういう考えを導き出せたかもしれません。

何を考えたら良いのだろう。言いたい事が分からないと言われるのは論理的思考で考えていなかったからではないか。結論と根拠をまとめて話してみよう。

何を考えたら良いのだろう。営業マンの言う事を鵜呑みにするなと言われたから、批判的思考をもって、今度からは一度前提を疑って見直してみよう。

最終的に、根拠と結論を用意する。一度前提を疑って見直してみるという考えに至れば良いのですが、語彙そのものを知っている事で、各引き出しの見出しのように関連する知識を出す事が簡単になります。このように思考と言語は切っても切れない関係にあるのです。

メンタルコントロールと語彙力の関係

メンタルコントロールにおいても、自分の気持ちを多彩に言語化出来る人は自己コントロールが上手いと言われています。

例えば、同じ「怒る」であっても、程度や原因によって多彩な言葉があります。少しの怒りであれば「ムッとした」程度かもしれません。政治的な憤りであれば「義憤」かもしれません。「激怒」なのか「立腹」なのか「悲憤」なのか。同じ怒るでも毎回違う感情です。それを「怒る」でひとまとめにしてしまうと自分の感情がどの位置にいるのか、自分でも掴めなくなってしまいます。

ちょっとした事ですぐにイライラしてしまうのは、自分の感情に対する語彙力が少なく、ちょっとした怒りとどうしても許せない程の怒りとの境界線が頭の中で構築出来ないからかもしれません。「怒る」という一言で判断するあまり、程度に関係なく同じ対応を取ってしまうのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。本日は語彙力が人生を変える可能性について考えていきました。

語彙力を身に付ける事で、幅が広がり、自分や他者の状況が上手く整理でき、仕事やプライベートでの思考その物が変化する。

自分の内面にある感情を多彩な語彙で俯瞰してみる事で、感情の浮き沈みを正確に把握し、コントロール出来る。

そして何よりも、言葉は伝達のツールです。正しい言葉を正しく使う事でコミュニケーションや自分の考えが伝わりやすくなります。

具体的な語彙力の身に付け方などはまた、別の機会に記事にしようと思います。私もまだまだ勉強中の身です。是非ご一緒に人生を豊かにする為、学び続けていく選択をする方が増えれば嬉しいです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

コメントを残す

*