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在宅ワーク最適化!【大企業並み生産空間のつくり方】

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在宅ワークの画像

テレワークなどで在宅勤務が広く普及して、そろそろ慣れてきたという方も多いのではないでしょうか。

この在宅ワーク。仕事場が自宅という事で、仕事環境を自由にいじれる事が最大のメリットでもあります。実は仕事場の環境次第で、仕事の成果に大きな差が出る事をご存じですか?

大手の企業では多大な投資をかけて、職場環境を整え、社員の生産性を上げる努力を重ねています。実は在宅ワークではそんな大企業の努力と同じ効果を、低コストで再現する事が可能です!

今回はそんな在宅ワークので取り入れたい項目をまとめてみましたので、ご自宅で手軽に始められるものから自由に取り入れて、ご自宅を大企業並みの生産空間に変えていきましょう!

環境を変える

まずは仕事場の環境を変えていきます。
実は一般のオフィスという空間は集中力を削いでしまう要素が多いなど、生産性を高めるにはデメリットな部分があります。

それを踏まえて、自宅環境を整える事で一般のオフィスよりも成果を上げやすい、生産空間を創り上げていきましょう。

物を少なくする

まずは片付けましょう(笑)

汚い机で作業をするとセルフコントロール能力が低下するというデータがあります。雑多に物が置いてある状況に、脳は無意識に処理能力を割いてしまいます。

情報を少なくする

物を少なくするのに付随して、特に集中したい時には携帯の通知や音などの情報も遮断しましょう。

私達は日々、色々なノイズの中に暮らしています。物音などのノイズや通知、コミュニケーションツールである携帯の存在自体にも、知らず知らずのうちに注意力を削がれている。

そこで、通知を切る、違う部屋に携帯を置くなど情報を少なくする事で集中力を上げる事が出来ます。

無音にする

情報を少なくする点の強化版です。耳栓やノイズキャンセリングのヘッドホンを利用する事により、より集中力を持続する事が出来ます。

スタンディングデスク

自宅のデスクを変えてみる。中でもスタンデングデスクは生産性の向上が認められる他、NEAT(日常生活の運動量)を上げるのに役立ちます。

立った状態で仕事をすると生産性が上がる、というデータは実は有名です。
テキサス大学の実験によると、1日に1時間36分立って仕事をした事で46%も生産性がアップしたとか。他にも健康や眠気防止などにも効果があります。

観葉植物を飾る

最強の仕事場は自然公園だった!
そんな研究も出ているくらいに自然には様々なメリットがあります。メンタルコントロールの向上、集中力の持続時間向上、注意力の最適化など、仕事においてもその効果は絶大です。

自宅でもその効果を得る為に、デスクに観葉植物を置くと同じ効果が得られるとされています。リラックス効果もあるインテリアとしても最適です。

観葉植物については
置くだけで効率アップ!観葉植物の凄い効果』で詳しく紹介しているので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。

モノタスク

オフィスにいると、作業中に声を掛けられたり、他の仕事を頼まれたりと、中々一つの作業に集中する事が出来ません。

実はこのオフィスに点在するマルチタスクは集中力の敵です。人間の脳はタスクを切り替える毎に再び集中力を取り戻すまで15分程かかると言われています。

在宅ワークでは外部刺激が少ない分、一つ一つのタスクを終わらせてから次、と進めていく事で集中して仕事を終わらせる事が出来ます。

人間関係に左右されない

オフィスでは隣の席には同僚や上司がいます。

良くも悪くも集中力や不安、ストレスといった要素は人から人へと伝染するもの。当然、オフィスでの業務中は回りの人達の影響を受け続ける事となり、それがネガティブに働くモノであれば間接的に生産性が下がってしまう。

その点在宅ワークでは、他人に左右されることなく仕事が出来ます。自分自身のメンタルコントロールが出来ていれば安定した生産性を保ち、仕事に打ち込める。

補足として、在宅ワーク中は上司からの確認連絡が多いと、生産性が下がると言われています。
確かに、一々確認連絡が来るとうんざりとしてしまいそうですが、そういう事を防ぎ、メリットを得るために報連相は自分から行う事が大切です。

室内を適温にする

室温を調整して快適な仕事環境を。

カーネル大学2004年の研究によると室内の温度は、25度くらいが一番仕事の生産性が上がる温度だと分かっています。これを参考に、自身の過ごしやすい温度に室温を調整する事で生産性を上げる事が出来ます。

また、男性は気温が低い方が良く、女性は気温が高い方が生産性は上がるという研究もあるので、ご自身に合わせて、気兼ねなく温度を変えられるメリットを享受しましょう。

ブルーライト効果

日中にブルーライトを浴びると脳の処理能力がアップすると言われています。

これは前述の自然公園が最強の仕事場である一つの要因です。日の光に含まれるブルーライトにより、脳のワーキングメモリという一時的に情報を処理する能力が向上すると言われ、照明機器や日光を取り入れる事で自宅でもその効果を受ける事が可能です。

ブルーライト照射機器もありますが、そこまでしなくとも日中はカーテンを開けるなどでも十分に効果があります。

タイマーかけ放題

時間を決めて、タスクを切り替えると生産性が上がる!実はタイマーは仕事にも大活躍です。

先程モノタスクが良いという話をしましたが、実はマルチタスクにも活かし方があります。あらかじめ「この時間で区切り、次の仕事に取り掛かる」と決めておく事で煮詰まりや間延びを防止する。そんな使い方であればマルチタスクにもメリットがあります。

オフィスでは周りが気になって中々かけられないタイマーも、自宅でなら気兼ねなくかけられます。利用しない手はないです。

休憩で効率化

休憩が効率の維持を担うのは知っている方も多いのではないでしょうか。それほどに普遍的かつ大切な要素ですが、職場環境によっては十分に休憩が取れないといった事も多いです。

在宅ワークでは自身でタイムマネジメントを行うので、効果的な休憩を自在に取る事が出来ます。次は、効果的に休憩を利用するにはどうしたら良いのかを確認していきましょう。

時間

人間の集中力はだいたい90分サイクルだと言われています。90分の集中を行ったら休憩を挟む。この流れが一番理想の休憩のタイミングだという説です。

しかしこの説も完全ではありません。実は人間の集中力は夜になるにつれてそのサイクルが短くなっていってしまいます。

よって午後からはもう少し短いサイクルで休憩を挟んだ方が集中出来るのではないかという説もあり、50分サイクル、25分サイクルでの休憩も使い分けると良いです。

  • 90分→20分
  • 50分→15分
  • 25分→5分

と、時間の経過と共に短くなるサイクルを意識しながら休憩を段階的に取るのも手ではないでしょうか。この休憩は単純に体を休める休憩の他にも、複雑な作業の合間に、簡単な作業を挟むなど、脳を休めるのを意識してスケジュールを組み立てるのも効果的です。

お昼寝

お昼に少し寝ると頭がスッキリして午後の仕事効率が上がる!なんて話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。これは事実で、

  • 15分の昼寝で脳機能が回復する!
  • 30分の昼寝で寝不足のダメージを解消する!
  • でも30分を超えてくると夜の睡眠の質に影響する

なんてデータが存在します。
他にもお昼寝には心疾患リスクを軽減するなどの効果もあるようとされており、15分で午後の仕事が捗るのであればやらない手はない。

オフィスだと中々寝るのは難しいですが、在宅ワークでなら簡単に少しの仮眠を取る事が出来ます。

お茶

お茶って実は凄い飲み物なんです。

  • 健康
  • 美容
  • 集中力
  • 創造性

ざっと上げるだけでも効果ありとされている物がこんなにあります。
在宅では自分でお茶を淹れる事も増えると思いますが、自分好みのお茶を見つけてティー効果を享受出来るのも在宅ワークの強みの一つです。

効果的な食事

在宅での仕事をしている人は自炊をする事でもメリットが得られます。
外に食べに行くのも、お弁当を買ってくるのも良いですが、せっかくならば自炊を行う事で健康的かつスピーディーな食事で、仕事の成果にも結び付けたいですよね。

  • 栄養
  • 時短
  • 健康
  • 節約

自炊は食材と工夫次第で様々なメリットを効率的に得る事が出来るスキルです。
在宅ワークをするのならば是非一度、挑戦してみてください。特に体の調子が違ってくるのをすぐに実感できる筈です。

脳力を上げる小休止

休憩と少し被る部分にもなりますが、作業中に少しだけ息抜きをしたくなったり、眠気が襲ってきたりした時には小休止を取る事も有効です。

今回は自宅で、簡単手軽にできる小休止を2つご紹介します。

瞑想

「少し集中力が切れてきたな……」という時におすすめなのが瞑想です。

身体、脳、精神の3つに作用する言わずと知れたセルフコントロール訓練法です。仕事の合間に行う事で頭をスッキリさせたり、自己コントロール能力が鍛えられるなどのメリットがあります。

特に自己コントロール能力は、在宅ワークで成果を出すのには欠かせない大切なスキル。ちょっと休憩したい、そんな時には是非瞑想を選択肢に入れてみてください。

運動

「眠気が……」という時には運動がおすすめ。

運動のメリットについては誰もが知るところですが、実は仕事中の眠気もほんの少しの運動を行うだけで劇的に改善する事が出来ます。

これは血流が上がる事で脳が酸欠状態から回復したり、体を動かす事によるホルモン分泌が要因だと考えられています。

HIITなどの全身運動を行う事により、少し息が上がるような状態に持っていく事がポイントです。オフィスでは息が上がっていると「どうした?」と聞かれてしまいそうですが、在宅ならば人目を気にせずにすぐ眠気を撃退できます。

まとめ

このように在宅での仕事には様々なメリットがあります。

今回上げた様々な手法。これらをご自身の使いやすい、取り入れやすい物から取り入れていき、環境を変える。その事でオフィスよりもやる気や集中力、創造力を発揮して仕事に打ち込む事が可能になります。

選択は自由です。ご自身の環境と目的に合わせて、必要なもの、出来そうなものを、やる・やらないと切り分けてみてください。

ご自宅という環境下で最大限の成果を出せる。そんな仕事スタイルを取って素敵な人生の一歩としていく人が増えると嬉しいです。

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